エコーでポインターを遠隔操作する便利ガジェット
こんにちは!
エコーを使って多職種連携を深めたい鍼灸師、
マエダヒロキです。
今回はサクッとガジェット紹介です。
エコーを臨床や研究で使っている方におすすめのツールです。
皆様、エコーのポインターって使いますか?
このポインターを動かすときは、画面をタッチするか、トラックボールなどを使うかと思います。
ただ、実際にこのポインターを使うとき、エコーに手を伸ばさないといけません。
そんなときに大活躍するのが、こちら↓
ロジクール ポインター R1000SL スレート プレゼンター プレゼン 充電式 ワイヤレス 無線 R1000 SPOTLIGHT 国内正規品 2年間無償保証
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これを使うと遠く離れたところからエコーのポインターを操作できるようになります。
詳しくはこちらの動画でどうぞ。
エコー(HS-1)のポインターを遠隔操作するアイテム「Logicool Spotlight」
このポインターはプレゼンのポインターとしてもかなり優秀です。
オンラインセミナーでのプレゼン時のポインター操作も、マウスではなくSpotlightで操作することで臨場感のある発表ができるかもしれません。
"Using SPOTLIGHT Unveiled" @Logicool SPOTLIGHT NITE
ぜひ試してみてください。
近年、運動器エコーが話題になっています。しかし、エコー×鍼灸で活動されている先生より情報提供をいただく場が現状多くありません。
そこで実際にエコーを導入されている先生同士で情報交換する事を目的としたグループを作成いたしました。エコーを導入されている鍼灸師の先生にはもちろん、エコーに興味のある鍼灸師・鍼灸学生を基本としつつ、医師・理学療法士・柔道整復師などの医療関係者の先生方に対しては鍼灸×エコーの可能性を知って頂ければ幸いです。
【対象】
・エコーと鍼灸に興味のある鍼灸師・鍼灸学生
・エコーと鍼灸に興味のある医療関係者の先生方(医師・理学療法士・柔道整復師・アスレティックトレーナーなどの有資格者)
【目的】
「鍼灸」と「エコー」の2要素を含む投稿を原則とする。
エコーと鍼灸の可能性を探り、他職種の先生方に知ってもらう。
まだまだ未熟なグループですが、少しづつがんばります。
ご興味がある方は少し覗いてみてください。
↓こちらのリンクから入れると思います。
https://www.facebook.com/groups/280778026425939/?ref=share
【保存版】エコーを2画面分割しながらMacで生配信する方法と注意点[ATEM miniを使用した接続例](追記:2020年9月10日)
こんにちは!
エコーを使って多職種連携を深めたい鍼灸師、
マエダヒロキです。
今回は「エコーを2画面分割しながらMacで生配信する方法と注意点」について解説していきたいと思います。
はじめに
※これは2020年3月3日現在の情報です。
少し時間が経てば新しい簡単な方法を思いつくかもしれません。また何かあればこの記事は更新したいと思います。
※この記事は、映像をエコー画面と手元のプローブ操作の2画面に分割しながら、zoomやFacebook Live、YouTube Liveなどで「生配信」をする人にオススメの接続例です。
録画したものを編集してYouTubeやSNSに載せたいという人は、ゲームキャプチャーを使った方法がお金がかからずオススメです。
※ちなみにLive配信は一般的にMacよりWindowsがオススメされています。
私はAppleが好きで、私の周りにもMacを使っている人が多い気がしたので、Macでもできるやり方を模索しました。
今回の接続例はWindowsでも動作可能のはずです。(実際には試していないので分かりません)
※2020年9月10日追記しました。
今回紹介しているHS-1だけでなく、コニカミノルタのSNiBLE yb、日立アロカのArietta Prologueの画面サイズ比もATEM miniでは反応しないことが分かりました。こちらもスケーラーが必要です。
詳しくは記事の下方に追記しました。
必要機材一覧
エコー(映像出力できるもの)
今回はコニカミノルタのHS-1を使用しました。
PC(Mac or Windows)
私はMacBook Proを使っています。
ATEM mini
Black Magic Designから出ているビデオスイッチャーです。
これはすごいです!ATEM miniについて語りたい気持ちを押さえて、引き続き説明をします。
カメラ(映像出力できるもの)
最終的にHDMIで出力できる物であればなんでも大丈夫だと思います。
私はNikonのD5300を使っていますが、iPhoneをHDMIで繋いでも全く構いません!
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5300 18-55mm VR II レンズキット ブラック 2400万画素 3.2型液晶 D5300LK18-55VR2BK
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各変換ケーブルorアダプタ
お使いのエコー・カメラの出力端子がHDMI以外の端子であれば、ATEM miniにHDMIで入力する為に変換作業が必要です。
私は以下のものを用意しました。
ATEM mini←一眼レフカメラ
●HDMI to DVI
ATEM mini←HS-1
HDMI Scaler
HDMIの変換器です。(分配器ではありません)
HDMIやDVI出力端子付きの機器から出力された映像信号をアップ又はダウンスケールし、機器に最適な解像度を選択して表示ができるものです。
これが無いとHS-1はATEM miniに反応してもらえません。詳しくは下の注意事項に書きます。
今回はCYPRESS TECHNOLOGYのHDMIスケーラー「HTCP-298HW」を使用しています。
HDMIケーブル
最低3本必要になります。
(上記は変換アダプタを使用した場合です。)
USB-Cケーブル
ATEM miniからMacBook Proにウェブカメラとして認識するUSB-Cケーブルを1本用意します。
あるといいもの
マイク
ピンマイクや指向性の高いマイクを使用する事をオススメします。配信していても音質が悪いと伝わりません。特にエコーやパソコンのファン音が入ると声が聞き取り辛くなります。
私はAmazonで安くてコスパがいいと評判のFIFINE(ファイファイン)というメーカーのUSBコンデンサーマイクを使用しています。
安くて高評価だと!?Amazonで2999円の中華製USBマイクを使ってみたらまさかの音の良さだったww 【FIFINE K669】
接続例と動作例
接続例
上記が接続例となります。
簡略化した図がこれです。
動作例です。
ATEM miniをつかってエコー画面の中にカメラ映像を入れている様子。 pic.twitter.com/NA96g6HnG8
— マエダヒロキ@エコー鍼灸師 (@echo_acp) 2020年3月3日
こんな感じでエコー画面の中にカメラの映像をワイプ(ピクチャーインピクチャー)で入れることができます!
注意点
エコーの解像度にATEM miniが対応しているかをまずチェック!
私はこれに気づかずに、HDMIを繋げても全く映らず画面は真っ暗のまま。絶望感と共に原因を1週間くらい探し続けていました。
そこで見つけたのがこの記事。
映らない原因は解像度の不一致でした。
コニカミノルタのHS-1は「768p」
一方、ATEM miniが対応している解像度は以下の通り
よって、HS-1の映像の解像度を変換する作業が必要でした。
そこでHDMIのデータ変換器?を探し始めるのですが、768pに対応しているものがほとんど見つかりませんでした。
やっとの思いで見つけたのがCYPRESS TECHNOLOGYさんのHDMIスケーラー「HTCP-298HW」。接続して変換してみたところ、無事768pから1080pに変換されて映って一安心。
ただし、画面は横に伸びます。
変換過程でどうやら引き伸ばし調整がされるようなので、少し横長な映像になります。正しい画像で生配信をしたい場合は、一度ATEMの映像をOBSにいれて横の長さを圧縮させるしかなさそうです。なにか方法があれば教えて下さい。
ゲームキャプチャーも768pに対応しているものは数少ない印象ですが、一部対応しているものもあるようです。
※函館の石田 岳先生はAVerMedia Technologiesのこちらを使われているようです。
ゲームキャプチャーで繋いでも映らない方は画面サイズの対応表をチェックしてみて下さい。対応したキャプチャーを再購入するか、このHDMIスケーラーで解決するかもしれません。
取り回ししやすいケーブル長さを揃える
HDMIケーブルも、4K対応など種類が色々あるようで、勉強すればするほど難しいのですが、今回の接続例ではAmazonで手に入る安いもので恐らく大丈夫かと思います。
長さは上の図の写真の様に取り回ししやすい長さを選ぶといいと思います。
私はベッドサイドに配信環境を作りたかったので、エコーとカメラに繋ぐHDMIケーブルは5mの物を選びました。
PCのスペックについて
例えば、「zoomだけ・YouTube Live配信だけ」のように複数ソフトを一斉稼働させないならMacBook Airでもできそうです。
とは言え、私は一応MacBook Proのグレードが低いものを使っていまして、
このスペックで、
「複数人でのzoomをobsで画面収録・録画しながらATEM software ControlでATEM miniを管理しつつYouTube Liveで配信」
のように複数のソフトを一斉稼働すると、ファンが回ってしまいますが、とりあえず難なくこなせる程度でした。
MacBook Airでは試していないので、スペックはそれなりに必要かもしれません。
まとめ
今回のブログでは、ATEM miniを使ったエコー2画面分割での生配信時の接続例をご紹介させていただきました。
今度は、生配信時のobsやzoomを使った時に、エコー画面とプローブ走査を2画面配信する方法をご紹介できればと思います。
この生配信システムの構築をしたきっかけとなった、エコー下触診のオンラインセミナーを2020年2月29日に開催しました。
私が担当したオリエンテーションの模様はこちら↓
【エコーは多職種連携のカギとなる!?】運動器エコーと3D解剖の理解が開く新しい世界
改めて、今後は5G含め、オンライン上での情報交換が活発化してくるのではないかと考えています。
オンラインとオフラインを上手く使い分け、エコーと多職種連携を広めていければと思っています!
2020年9月10日 追記
こちらのブログ、お久しぶりの更新になりましたが、新たに分かったことがあったので共有させていただきます。
今回紹介しているHS-1だけでなく、コニカミノルタのSNiBLE yb、日立アロカのArietta Prologueの画面サイズ比もATEM miniでは反応しないことが分かりました。
これらのエコーもATEMにつなぐ際はスケーラーが必要です。
Arietta Prologueの画面サイズは上記のサイトによると
「1920×1060p」
とのことです。
これが1920×1080ならきっと大丈夫だったのですが、、、
また色々と試してみるので、分かったことがあれば追記させていただきます。
※最近、鍼灸×エコーのFacebookグループを立ち上げました。
近年、運動器エコーが話題になっています。しかし、エコー×鍼灸で活動されている先生より情報提供をいただく場が現状多くありません。そこで実際にエコーを導入されている先生同士で情報交換する事を目的としたグループを作成いたしました。エコーを導入されている鍼灸師の先生にはもちろん、エコーに興味のある鍼灸師・鍼灸学生を基本としつつ、医師・理学療法士・柔道整復師などの医療関係者の先生方に対しては鍼灸×エコーの可能性を知って頂ければ幸いです。
【対象】
・エコーと鍼灸に興味のある鍼灸師・鍼灸学生
・エコーと鍼灸に興味のある医療関係者の先生方(医師・理学療法士・柔道整復師・アスレティックトレーナーなどの有資格者)
【目的】
「鍼灸」と「エコー」の2要素を含む投稿を原則とする。
エコーと鍼灸の可能性を探り、他職種の先生方に知ってもらう。
まだまだ未熟なグループですが、少しづつがんばります。
ご興味がある方は少し覗いてみてください。
↓こちらのリンクから入れると思います。
https://www.facebook.com/groups/280778026425939/?ref=share
【24歳の院長が考える】今、鍼灸院運営で必要なチームの法則
こんにちは!
「エコー大好き若手鍼灸師」マエダヒロキです!
なんと気づけば11月!
2019年も終盤。
時間が立つのは早いですね。。。
最近の話だと、Fascial Manipulation®Level1を受けに東京の両国に行ってまいりました。
講師の先生は、
岐阜でのエコー×触診セミナーでアシスタントをしていただいた
小川先生、吉田先生でした。
Fascial Manipulation®、面白いです!
臨床でも結果を出してくれそうで楽しみです。
はじめに
この度、私が院長を務めている「名古屋トリガーポイント治療院」にて求人を出すことになりました。
それで出したのがこの記事↓
新卒獲得の波には完全に乗り遅れてしまいましたが、名古屋トリガーポイント治療院、求人出します!
— マエダヒロキ@エコー鍼灸師 (@echo_acp) October 27, 2019
一緒に目標に対してチャレンジする仲間を探しています!
どんな治療院なの?というそこのあなた!この記事だけでも読んでください!!🙇https://t.co/8eR2P2jh3D pic.twitter.com/2QAErjeuMs
実はこの求人記事を出すまでに色々とありまして、、、
それはそれは辛くて長い道のりでした。
「求人を出す」
それは私にとって簡単なことでは有りませんでしたが、今後の院運営を考えるいいきっかけにもなりました。
24歳の院長が考える鍼灸院運営と、求人記事を出すまでに行ったことなどの一部始終を共有できればと思います。
人を雇う事のトラウマ
先に当院(名古屋トリガーポイント治療院)の状況について説明しておくと、、
・鍼灸師2人(私ともうひとりは同期)で運営している完全自費の鍼灸院
・整形外科医が監修
・最新のエコーを取り入れた安心安全な治療と他業種連携
・もみほぐしのリラクゼーションが併設
こんな感じで同期の鍼灸師「髙橋くん」と二人でやっているのですが、
ありがたいことに稼働率は毎月94%超えで、次回予約がなかなか取れず、患者様に迷惑がかかっている状態でした。
そんな状態の中、院長である私に迫られた選択肢は、
・値上げ
・スタッフを増やす
の二択でした。
スタッフを増やすことに決めた私ですが、名古屋トリガーポイント治療院の過去が足かせになっていました。
それは高い離職率です。
過去には私と髙橋くんの他に、全部で3人の鍼灸師がいたのですが、皆さん退職してしまっていました。
理由は様々でしたが、退職してしまったのは事実。
この過去があった為、私が院長になってからも「また一生懸命に後輩を育ててもすぐに退職してしまうのでは!?」と怯えていました。
とにかく人を雇うことを恐れていたんです。
取った対策
まずは、組織について知ろう!と思い、何冊か本を読みました。
そこで参考にした本がこちら↓
この本はモチベーションクラウドという、組織のエンゲージメントを調べるサービスを運営している会社の
「麻野さん」という人が書いた本です。
要するに、どんな会社の社員がエンゲージメントが高く働けているかを知り尽くしている人が書いた本です。
この本には、A〜Eまでの頭文字で、チームの法則が書いてありました。
日本語にすると、
・目標設定
・人員選定
・意思疎通
・意思決定
・共感創造
の5つの法則があるとのことでした。
まずはこのことを共有理解とするため、当院のチームミーティングを行いました。
白熱したチームミーティング
早速、当院スタッフ中心にチームミーティングを実施しました。
昨日は白熱したチームミーティングをしました!
— マエダヒロキ@エコー鍼灸師 (@echo_acp) August 6, 2019
熱を込めたプレゼンも、伝えたい事は伝わったかな?と。名古屋トリガーポイント治療院、面白くなりそう! https://t.co/yZtOMzZjfy
チームの法則についてミーティングをしました!組織の仕組みについて色々と考えさせされる良い時間となりました。「THE TEAM5つの法則」買って読んでみよ〜😊 pic.twitter.com/O4XuVcSIYP
— 髙橋 健太 (@echo_hari_knt) August 6, 2019
内容としては、「THE TEAM 5つの法則」の要約に加え、
前田から過去退職の分析と、今までの過去を変えてやる!という意思表示プレゼン、
そしてチームの法則1つ目である、「Aim(目標設定)の法則」より、名古屋トリガーポイント治療院の存在意義をみんなで考えるというものでした。
そこで定めたのが、下記の理念・ミッション・アイデンティティ。
企業理念
「出逢った人の”楽しい!”明日のために」
私達は、患者様はもちろん、共に働く仲間や同業者、家族や友人に至るまで、すべての出逢った人の”楽しい”明日を創出するため、持てる力を発揮します。
当院のミッション(達成すべき目標)
・日本を代表するトリガーポイントの鍼灸治療院を目指す
・痛みに悩む人の最後の砦となる
当院のアイデンティティ(あるべき姿)
・患者さんの「したい」を叶え、笑顔にするチーム
・エコーを通じて多職種連携を深めるチーム
・今を生き抜くポータブルスキル(他業界でも通用する能力)を磨くチーム
http://www.triggerpoint.nagoya/archives/2765より
そんなチームの人員を増やすために、
次のBoarding(人員選定)の法則にのっとって求人をし始めたのです。
このあとも、意思疎通・意思決定・共感創造とまだまだ改革することだらけ!
ただ、確実に環境は良くなってきていますし、何より必死になれている感覚があります。
なんというか、部活での大事な試合前のような、、、
とにかくピンチなんだけどチャンスに変えられるように頑張っていきます。
最後に
この「THE TEAM 5つの法則」という本、わかりやすい組織作りの入門書になっています。(組織作りに悩んでいるリーダー必見です!)
この本をきっかけに、当院が色々動き出しています。
ぜひ気になった方は読んでみてください!
また組織改革レポートも書きたいと思っています。
(院のミッション決めたけど、実はまだ未完成!納得するまで考える!その話もまた!)
【学会レポート】若手が全日本鍼灸学会に行ってきた!(初めての学会)
こんにちは!
「エコー大好き若手鍼灸師」マエダヒロキです!
今回は全日本鍼灸学会学術大会に初めて行ってきたので、
会場の雰囲気、学会で学んだこと、事前に準備しておけば良かった事、参加して思ったことなどを書いていきたいと思います!
参加した理由
そもそもなんで学会に行こうと思ったか。
実はこちらの記事に触発されたからです↓
【ハリトヒト。第5弾】
— ハリトヒト。編集部 (@haritohito) 2019年3月14日
鍼灸業界で耳にする「学会」。
知ってる人は知っている。
知らない人は謎のまま…?
《津田先生、学会ってなんですか?》
編集部の鋭い質問に、自称・学会通の代表 津田昌樹が答えます。
12000字を超える創刊記念 番外編。まずは前編をどうぞ。https://t.co/dj4dYbXbFC pic.twitter.com/iliSKVjReu
【ハリトヒト。第6弾】
— ハリトヒト。編集部 (@haritohito) 2019年3月19日
「学会に興味がわきました」というお言葉をいただいた前編。
後編も学会を語ります。
《発表の内容がわからないって感じたら?》
《学会の現状ってどうなんですか?》
《女性のミカタはほんとにミカタ?》
津田の冷や汗を、リアルに感じる攻防戦。https://t.co/KVoBXV1Aqx pic.twitter.com/LqHN7jUpUL
この記事を読んで、学会に興味が湧き、
参加事前受付最終日に滑り込みで申し込みしたのです。(名古屋だし近いし!)
先に結末を言うと、
参加して良かった!
行って良かった!
後にも書きますがとにかく色々刺激を受けましたし、
素直に他の学会にも参加したいと思いました。
↓ここからが本題の学会レポート。
会場の雰囲気
実は学会参加は初めて、、、
私、色々なセミナーや勉強会にはよく参加するのですが、今回のような大規模な学会に参加するのは今回が初めてでした。
(とりあえずスーツと名刺は持っていこうと思っていました。笑)
なので強力な助っ人として、
やまざきリリース治療室より山崎紘照先生に少しアテンドしていただきました。
(写真は山崎先生と筑波大教授の緒方先生と会場中庭にて。それにしても暑かった、、)
人の多さにビックリ
学会初日、会場には8時半に到着。
「ランチョンセミナーの整理券配布に人が並ぶ」と山崎先生に聞いていたので、余裕を持って配布の1時間前に会場入り。
学会自体は10時スタートだったので、流石にそんなに人は居ないだろう、、と思っていたのですが、
人多すぎ!!
鍼灸師多すぎ!!
写真ではあまり伝わりませんが、予想以上の人の数。
そしてランチョンセミナーの整理券の列も並び過ぎ!
(学会甘く見てました、、)
私は早く着いていたおかげで比較的前の方に並ぶことができて良かったのですが、
ランチョンセミナーの列は会場の外にまで伸びていました。。。
これには本当に驚きました。
その後、鍼メーカーのセイリンさんにお邪魔して、6月にやる触診セミナーのチラシを置かせてもらいました。
(もしご興味ある方は【こちら】に詳細があります)
野暮用を済ませ、いざ公演へ!!
2日間で学んだこと
この2日間は初めてのことだらけで、とにかく刺激的でした。
1日目
初日は公演からランチョンセミナー、ポスター発表を見てきました。
ランチョンセミナーはせんねん灸でお馴染み、セネファさんのセミナーをチョイス。
超有名な東大の粕谷大智先生から足底部のメカノレセプターへの灸刺激について学びました。
足裏のせんねん灸、自分にやりたい!(笑)
このランチョンセミナーの弁当はまさに名古屋名物尽くしでした。
この日は最近興味がある「海外での鍼灸」についても学べました。
発表されていた韓国の先生も若く、英語が上手くてびっくり。
私はPodcastで鍛えた(?)リスニング力で必死に理解しようと思ったがついていけず、、、
韓国での鍼灸の実態を垣間見る事ができ、刺激を受けました。
(学生ポスター発表もとても良かった!)
2日目
初日のポスター発表見学でなんとなく雰囲気が掴めたので、
2日目は「質問をする!」と目標を掲げて望みました。
2日目で印象に残っているのは、教育講演の「鍼灸研究の実施に必要な倫理指針・臨床研究法についての理解」という、難易度がとても高そうな講演を聞けたことです。
演者の一家綱邦先生が、研究素人でもわかりやすいように基礎から説明してくださったので、とても興味深く聞くことができました。
そして鍼灸研究の「難しさ」と「遅れ」を痛感、、、
全日本鍼灸学会、頑張りどころみたいです。
その後はポスター発表周りと口演発表を行ったり来たり。
ポスター発表では目標の「質問をする」をクリア。
(しかも2回も質問した!我ながら頑張った!笑)
そしてあっという間に学会全日程が終わりました。
事前に準備しておけばよかったこと
仕事は「段取り八分」と学生時代から厳しく教わっていたはずでしたが、恥ずかしながら準備不足な面が多くありました。
そもそも学会がどんな感じなのか、わかっていませんでした。
今回はその中から一つ、痛感したことを紹介します。
とにかくもう少し抄録集を読んでおくべきだった!!
抄録集とは事前に学会参加者に郵送される、いわゆる「遠足のしおり」みたいなものです。
中にはプログラムやタイムテーブルとともに、各発表の内容が要約された文(=抄録)が入っていて、
事前にある程度、発表の内容がわかります。
これを読んでおくと、
①興味のある発表を聞ける!
②質問が事前に考えられる!
という2つのことが、恐らくできるようになります。
(今回抄録をまともに読んでいなかったので反省しきり、、)
しかし、よくわからずフラフラしていても、思いがけない先生との再会があったり、面白い発表が聞けたりと、いい面もあったのも確か。
事前に質問を考えておく事は、
私のように自分に「質問をする」という目標を課すような、自分追い込み型の人におすすめです。
「学会」に参加してみて思ったこと
初めての学会に参加して、思ったこと・感じたことを忘れないうちに書いておきます。
まずは1つ目。
自分も発表したい!
学会で自分と同じような年?の先生が発表していたり、自分より若い学生のポスター発表を見たときには、特に刺激を受けましたし、少し嫉妬しました(笑)
今までは「鍼灸師=治療者」の固定概念が強かったのですが、
研究して発表する若手鍼灸師・鍼灸学生がとてもかっこよく見えました。
かっこよすぎて憧れを抱き、自分もあんなふうに発表したい!と思い始めてしまっています。
(臨床研究の動機が不純過ぎますね。。。)
ただ、それと同時に学会発表は一人ではできないことを改めて知ることができました。
臨床と研究の「違い」と「接点」を知ることができただけでも大きな収穫。
今後も勉強していきます!
そして学会に参加して思ったこと2つ目は、、、
学会参加は業界の現状を知り、自分を見つめ直す絶好の機会。
学会に参加して、鍼灸業界が抱える問題も改めて知ることができました。
・研究の遅れ、RCTやシステマティックレビューの質の悪さ。
・鍼灸師という資格の現状。
この2つは普段からなんとなく感じていましたが、改めて聞くと危機感を感じました。
危機感を感じ、自分の立ち位置を再確認する。
鍼灸師としてどう生きるか。
キャリアプランだけでなく、人生もちゃんと考えなければと思いながら会場を後にしました。
まとめ
なんとも長くなってしまいましたが、まとめとしては以下の通り。
・初めてだとどんな感じか分からない
→経験者と行くべし。抄録集読むべし。
・若手鍼灸師として大きな刺激を受けた。
→モチベーションアップ!
・もしかしたら人生変わるターニングポイントになるかも。
→大袈裟!?
最後に、この二日間で個人的にご挨拶させていただいた先生を始め、学会関係者の皆様、鍼灸の先生方に感謝しています。
おかげさまで私、マエダヒロキは有意義な2日間を過ごすことができました!
今後も、皆様のお役に立てるような記事を書いていきます。
宜しくお願い致します!
ブログ始めます!
はじめまして。
マエダヒロキと申します。
この度「echo-log(エコーログ)」というブログを始めました。
ブログを始めるにあたって、「簡単な自己紹介」をさせていただきます。
ブログ主について
わたくし、マエダヒロキは鍼灸師で、今年25才、鍼灸師としては4年目に突入しています。
鍼灸院に最新の超音波診断装置(コニカミノルタHS1・コニカミノルタSNiBLE yb)がある特殊な環境で働いています。エコーと鍼灸の相性の良さに毎日感動しています。
若いですが、一応院長を務めさせて頂いております。
(開業したわけではなく、雇われ院長です。)
治療の知識・技術だけでなく、組織のマネジメントや経営についても猛勉強中です。
タイトルの「echo-log」とは?
このブログタイトルは、「echo」と「log」という2つの単語をそのままハイフンで結んだ簡素なものです。
ですが、一応色々と意味は込めています。
「echo」ですが、直訳すると「反響」「こだま」などになります。
しかし、ココで言うechoは「ultrasonography」「US echo」など、いわゆる医療で使われる「超音波診断装置」のことを指しています。
「log」は直訳どおり「日記」のこと。
そして、「echo」と「log」をつなぐ「ー(ハイフン)」は鍼を表しています。
「エコーと鍼に魅了された若手鍼灸師の備忘録」として、日々自分が学んだこと・感じたことをブログに書いていこうと思います!
最後に
今後は、最新の鍼灸治療や運動器エコーのトピック、鍼灸院で実践したい経営やマーケティング、サービスについてどんどん記事を投稿するつもりです。
内容としては一般向けではなく、医療従事者向けとなりますのでご了承ください。
そして、医療従事者向けに発信するにあたって、責任を持った情報提供を目指しています。
受療率5%と言われる鍼灸治療。
鍼灸師がもっと医療として認められるように、世間から憧れられるような資格になるように、鍼灸師の皆様のお役に立てるような記事が書ければと思います。
これから宜しくお願い致します!